あなたとわたしを守るため

しゃけのかわと申します。シングルマザー/保育士(兼学童)/帰国子女/躁鬱×ボーダー/元夜職/ジシ遺族。ブログの記事は ◇→私の記録、◯→保育士の思い、★→その他 という分類で書いています。

◇夜のお仕事

記事にする約束をしたところから
徐々に消化していきます。

書き直すことがあるかもしれませんが
概要は変わりませんので、ひとまず。



初めて夜の仕事を経験したのは
専門学校時代のカフェバーのバイトでした。

大人な空間、大人との会話、大人なお酒…

その全てが私を魅了して
どんどん夜の世界にはまっていきました。


同じ系列で様々なバーで働きました。
ビアバー、ワインバー、ガールズバー
最終的にはガールズバー歴が最長でした。

お酒を交わしながら人と接することは
当時の私は天職だと思っていました。

保育士の学校に通いながら
保育士として働くイメージは持てず
次第にラウンジやキャバクラにも
在籍するようになりました。



母の病状が悪化し
専門学校卒業と共に
地元に戻ったのも束の間

母が命を絶ち
当時の職場にも馴染めず
すぐに夜の世界に戻るまで
たった半年ほどでした。

私には貯金も住む家もなかったので
スーツケースひとつに荷物をまとめ
地元から関西へ二度の出稼ぎをしました。

寮暮らしをしながらも
どんどん貯まっていくお金だけが
私の生きがいと拠り所でした。


家族も、仕事も、地位名誉も
その頃の私には
守るものが何もありませんでした。

明日しんでもいいと思いながら
目の前のお客さんと疑似恋愛をし
リスクと引き換えに
高額な代償を頂いていました。

保育士のお給料の10倍。
頑張れば20倍でも30倍でも
稼げるような環境でした。



私は当時も今も
夜の仕事に誇りを持っています。

そこには、需要があるからです。

需要がある仕事には
必ず意味があると思っています。

たとえそれが世間から
よい印象、よい評判が得られなくても

私はマイノリティな需要こそ
守っていきたいと思っていました。



夜の世界には
昼の世界では得られない
癒しがあります。

それは儚くて
一晩で消えてしまうこともあるけど

それは恐ろしくて
一晩で依存してしまうこともあるけど

その世界がないと
生きられない人もたくさんいます。

私もその中の一人でした。



そしてその世界で
新しい希望を見つけたのです。

それが「夜間保育」でした。