あなたとわたしを守るため

しゃけのかわと申します。シングルマザー/保育士(兼学童)/帰国子女/躁鬱×ボーダー/元夜職/ジシ遺族。ブログの記事は ◇→私の記録、◯→保育士の思い、★→その他 という分類で書いています。

◯子は世の中で育てる

『子育て』といえば
どんなイメージが湧くでしょう?

「我が子を育てること」
「両親の義務と責任」
「成長を見守ること」
「立派に世に出すこと」
「親が子に育てられること」
「子は親を選べない」

人それぞれいろいろな考えがあって
そのどれもが正解だと思います。



でも
私が思う『子育て』は
少なからず
実の親が実の子を育てることが
全てではないと思っています。


・祖父母にお世話されて育つ子
・親戚や知り合いのもとで育つ子
・地域の見守りの中で育つ子
・保育園に預けられて育つ子
・養護施設の仲間と育つ子
・養子となり別の家庭で育つ子


世の中にはいろいろな形で
両親以外に育てられる子がいます。




大袈裟に言えば
『子育て』は
親の責任ではありません。

『子育て』は
世の中全体で
子どもを守っていくことです。


「私には子どもがいない」
「僕は子どもが嫌いだ」
そんな方もたくさんいるでしょう。


でも
どんな人でもできる些細なことが
『子育て』を支えられるのです。

歩きタバコをしないこと
・優先席、優先トイレを譲ること
・スーパーで泣いている子を許すこと
・横断歩道での停止や、歩行者優先を守ること
・迷子になっている子に声をかけること

そんな当たり前の行動が
誰にでもできる
『子育て』の一環なのです。



そして
世のお父さんお母さんたちには
頭の片隅に思っていてほしい。

『子育て』は
誰かに頼っていいものだと。


家族や知人に頼ってもいい。
保育園や幼稚園に頼ってもいい。
地域のサービスに頼ってもいい。

お父さんお母さんだけが頑張りすぎて
笑顔を失うことがないように
世の中全体でサポートしたい。



子どもたちにも伝えたい。

あなたを守り、育ててくれるのは
お父さんお母さんだけじゃないよ。

お父さんお母さんが苦しいとき
お父さんお母さんが怖いとき

あなたにはちゃんと
居場所があるんだよ。


そして必ず
お父さんお母さんは
あなたのことを愛しているよ。




孤独に苦しむ親と
虐待に苦しむ子が
一人でも減るように

私は伝えていきたいです。