あなたとわたしを守るため

しゃけのかわと申します。シングルマザー/保育士(兼学童)/帰国子女/躁鬱×ボーダー/元夜職/ジシ遺族。ブログの記事は ◇→私の記録、◯→保育士の思い、★→その他 という分類で書いています。

神田沙也加さんの訃報

ニュースを知った瞬間、全身に鳥肌が立ち、一瞬息の仕方もわからなくなりました。


日本中がショックを受けるほど有名な方だからこそ、こうして改めて考えさせられますが、

今もどこかでこの寒空の下、みずから命を絶ってしまう人がいるのです。


私もかつて、それを望んだ一人でした。

そして、もしかすると今後も頭をよぎることがあるかもしれない。


なぜなら、鬱病双極性障害は「こころの病気」ではなく「脳の病気」と考えられているから。

そしてそれは、多少なりとも「遺伝」してしまうから。

(現在私が通っているクリニックでの説明より)


それを断ち切るために、私は治療を続けながら、こうしてこの病気を発信していこうと決めたのです。

自分と、自分と同じ葛藤を抱く人が、みずから命を落とさなくて済むように…



娘がいる以上、私は責任を持って生きる。

生きるというのは、死なないということ。


でも、この病気は、脳がそうさせてくれないこともあります。

生まれつきの脳の作りは、簡単に自分で変えられるものではないのです。


目の見えない人、耳の聞こえない人、脚のない人のように、明らかにわかる病気ではないけれど、生きづらいハンデを背負っているのは同じ。


「こう考えたほうがいいよ」と言われても、単純にその思考になれないのがこの病気の苦しいところ。


母も、その苦しさを背負って、この世からいなくなってしまいました。

その遺伝子を持ち合わせているのが、私です。


いずれにせよ、いまだにこの病気については、私自身も受け入れることができずにいます。


ただ、この病気のおかげで知れたこと、経験できたことがあるのも事実です。




神田沙也加さん、

綺麗で、謙虚で、才能があって、ご両親譲りのオーラがあって、ご両親にはない儚さがあって…

本当に、素敵な方でした。

本当に「アナ」そのものな方でした。


やっと、楽になれましたか?

もう、何も抱えずに、ゆっくり休んでください。

たくさんの人の心を満たしてくれて、ありがとうございます。


ご冥福をお祈りいたします。